●暦とお日柄
暦の上では、古くからその日の吉凶を判断するために、暦の中段や下段に記載されている暦注が用いられてきました。例えば、結婚式にはこのお日柄がいいとか、この日に移転するのは凶であるとかというふうに。しかし、明治以降、暦注は迷信だと云う事で暦から姿を消しました。しかし、現在でも、家の棟上げや結婚式の日取りを決める時は、六曜や選日などを見て決めるむきが多いようです。
●暦注には
暦注は、日付・節句・月の満ち欠けなど、本来の事項は下に記載され、中段には十二直、下段には選日・二十八宿・九星など、様々な日の吉凶に関する事項が書かれていました。また暦注は七曜や二十四節気・干支なども入れ、広く、暦に記載される事項すべてを含む場合もあります。