2020年干支「庚と子」の字義


 は剛金を象す。(反)辛(かのと)は軟金を象す 。

Y(ワイ )字型は立てた強い心棒を描いたもの。 

 

は「かわる」「あらたまる」の意で「更」の源字

木の節で見れば初秋から中秋に陽から陰に変更の時期 旺盛であるに陽氣がつきて、陰氣の季節にる(あ らたまる)

青葉の枝葉が秋になり紅葉して更(かわ)る時となる

庚は両手で杵(きね)を持ち石臼(いしうす)の中の五穀をつき粉になる までつき、更につき続け(ぬか)の字ができる 尚、その元気な姿より「」生れる 

 

「継続は力なり」

庚は五行では秋の氣で金。「金」が夏の「火」を忍 ばせて伏す意。三伏の候(夏の最も暑い時期)

 

は「水」 

子は一白水星の範疇にあり。
壬(みずのえ)は妊、孕(はら)む。「子子子子子子(ししのここしし)」

子は孳(しげる)・生む・ふえる・繁殖する。「子子子子子子(ねこのここねこ)」

癸(みずのと)は、はかる・おこす・ひらく。 一向一揆・百姓一揆

一白水星の象 困苦低迷あれど進化(進歩し発展する)

 

進化論的倫理説

 進化の法則に従うことが道徳の目的

子は古代中国において聖人に対する敬称。孔子、老子、孫氏、荀子 ・・・

 

天よりの一滴集まりて小川を成し、河と変し、江と なって大海を創る  

 水は方円の器に従い 清濁併せ飲み

天の一滴より大海を創るは長距離・長時間を要する が、海は万物の源なれば大器となり大成する。

 大器晩成型