昭和二十年 一白水星 乙酉歳


 この年、昭和20年日本は敗戦した。日本史上外国との戦いで敗戦した事が過去3回ある。

 第一は天智天皇が百済の要請を受けて新羅と戦った時の白村江(はくすきえ)の敗戦。 

 第二は関白太閤殿下の朝鮮征伐。第三は昭和20年の第二次世界大戦の敗戦である。ところが我が国と云うべきか、大和民族の素晴らしさは相手国の主義主張を容易に受け入れ利用することである。白村江以後、唐の律令制度と仏教を国是として発展。秀吉の朝鮮征伐失敗を見た徳川家康は背後の大国明(みん)の儒学を基礎教育として幕藩体制を充実した。

 第二次世界大戦敗戦により軍閥解体、軍国主義を廃し鬼畜米英とマインドコントロールしていた国民に敗戦と同時に敵国の民主主義を注入して再建の柱とする等々考えてみると国民性の不思議さに驚ろく。

 

 昭和20年は乙酉歳、一白水星生れの人は以下に述べる性情特質の所有者であるとするだけでなく、この年起る現象が、この年の象意で、国是に従って日本全体のロードマップが作成され再建に拍車をかけたと認識していただきたい。

 見出しに大和神楽の舞台をイラストしました。

 

 神話の「岩戸開き」こそ国民の困苦低迷運氣(一白の代表的象意)が開運立命へ胎動(たいどう)を始める象となります。一白水星を坎宮とし衰運の極(きわま)りと定め、男42歳、女33歳の本厄の座とするが、この坎宮は生産の座でもあり困苦も産み出す。困難な星だと認識されたい。完了の了(りょう)に始まりの一(いち)が加わって子(ね)となり子(ね)は孳(う)む(しげる)を原義とし坎宮の中央に位置する。子の刻は陰陽の交叉する真夜中の0時即ち零時の零は霊に通ずる時となる。

 

 干の乙は種が甲(かいわれ)して地上、地下に伸びゆくための難儀を示し軋(きしむ)を原義とし、支の酉は醸(かもす)を原義とする。困難を重ねるは生産、建設の目的の為で智恵は脳内で発酵していくらでも湧き出て来ると云う意である。

 この年生れの人の特質のみでなく昭和20年が日本の「岩戸開き」の年であることを一白水星命が証明している。

 

 八月十五日敗戦で日本再建の年となった。天照大皇神の「岩戸開き」をモデルとした。

 国是:国民が認めた、一国の政治の基本的な方針。

 

*生まれた人

 

吉永小百合[俳優] 栗原小巻[俳優] 宮本信子[俳優] 阿木燿子[作詞家] 青江三奈[歌手] 松島トモ子[俳優] 黒鉄ヒロシ[漫画家] タモリ[タレント] 永井豪[漫画家] 藤田弓子[俳優] 水前寺清子[歌手] 樋口久子[ゴルフ]