昭和十六年 五黄土星 辛巳歳


 五黄土星命の解説について先天と後天の図解から成り立ちを説明する。土星に限らず木星、金星等の星は天体の星ではなく性(さが)、或いは氣(き)と認識していただこうと。前置きしておいて五黄土星を説明するに早わかりして頂く為に天文学上のブラックホール、ホワイトホールを使わしていただく。太陽の質量の?倍と云われるブラックホールのエネルギーは光をはじめ総てのものを吸収破壊し、ホワイトホールより爆発噴出すると聞くと五黄土星の特質そのものだと思う。定位盤で示しているごとく五黄は中央に位置し他の八星を支配する。五黄が順次遁甲するに従って五黄殺、暗剣殺の凶方位が生れる。五黄が中央にとどまっている一年は無事かと云うとそうではない。五黄中宮年には過去の例を見ると天災地変・事件多発の年になっている。

 因みに昭和十六年五黄の年は太平洋戦争が始まり二十年一白水星の年に敗戦焼土と化した。古くは大正十二年の五黄の年に関東大震災。近くは平成七年の淡路神戸大震災がある。又平成十六年五黄土星中宮甲申(きのえさる)歳には憲法第九条により戦争放棄した日本が自衛隊をイラクへ派遣したがその時の最高責任者の総理が小泉純一郎氏で昭和十七年一月八日生れ(二月三日までは前年生れとす)辛巳(かのとみ)歳の五黄土星命である。

 尚、辛巳歳が六十年の一循を経て再登場したのは平成十三年八白土星変化の年である。この年に変人と言われた辛巳歳生れの小泉純一郎氏が総理に就任したのも奇縁と云わざるを得ない。

 

 この年(平成十三年)の干支は干が辛で、支が巳である。辛の原義は新であり、巳の原義は祀(まつる)とし、蛇をも意味する。蛇が脱皮して成長することから人も新しい事への挑戦を試みつつ常に脱皮して思考の枠組みを変え辛抱を重ねればやがて開運の兆しがみえて来るとなる。

 小泉総理の靖国問題も巳の原義である祀りに関係があるかな?

中国政府が靖国参拝に目くじらたてるのは抗日戦略にことよせた国内統一政策だろうか?

 

● この年の主な出来事

真珠湾攻撃、太平洋戦争勃発

  

*生まれた人

植村直己[冒険家]、徳光和夫[アナウンサー]、ザ・ピーナッツ[歌手]、萩本欽一[コメディアン]、石坂浩二[俳優]、長山藍子[俳優]、賠償千恵子[俳優]、川谷拓三[俳優]、樫山文枝[俳優]、ポール牧[タレント]、藤竜也[俳優]、橋爪功[俳優]、三田佳子[俳優]、砂川しげひさ[漫画家]、内田裕也[歌手]、高石知也[歌手]、坂本九[歌手]、渡哲也[俳優]、小泉純一郎[首相]、真屋順子[俳優]、小松政夫[タレント]