煩悩(ぼんのう)


四苦 人間の四つの苦しみ 生・老 ・病・死

  生苦・老苦・病苦・死苦

 

八苦 上の四苦と 1.愛別離苦、2.怨憎会苦、3.求不得苦、4.五陰盛苦

 愛別離苦 親・兄弟・姉妹・妻子など愛する者と生別・死別する苦しみ 

 怨憎会苦 怨み憎む者に会う苦しみ

 求不得苦 求め欲するものを得られない 苦しみ

 五陰盛苦 五陰から生ずる心身の苦しみ

 

五陰は五蘊 現象界に存在する五種の原理。

 

色・受・想・行・識の総称で物質と精神の諸要素を収める。  

 ◎五欲  ―  財欲・色欲・食欲・名誉欲・睡眠欲より生ずる苦。

 色 は 物質及び肉体

 受 は 感受作用

 想 は 表象作用

 行 は 意志・記憶

 識 は 認識作用・意識

 

百と八ツの煩悩 

 四苦  八苦を生ず

  4×9=36 8×9=72 36+72=108

 一年十二ヶ月  二十四節氣  七十二候

 12+24+72=108の説もある

数珠(百八ツの煩悩を消す)